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放課後819倶楽部【第19回】新入生! 

説明しよう!

放課後819(ハチイチキュー)倶楽部とは——
俳句を1から楽しく学ぶことをコンセプトに立ち上がったwebサイト上の倶楽部である。

紹介しよう!

倶楽部員は2人。

顧問は青山学院中等部の国語科教諭、林謙二先生。
第1回の倶楽部活動の様子をここに報告しよう。
(なお、倶楽部活動はリアルと仮想の両方で行われる。)

季節外れの新入生

林先生 放課後819倶楽部第1回の倶楽部活動を始めます。まずは倶楽部生の2人に新しい倶楽部員を紹介する

まお まおです。よろしくお願いいたします。

はんな よろしくお願いします

さとは よろしくお願いします

林先生 まおさんは、昨年、中等部3年生選択授業の俳句を履修していたんだが、なかなかセンスのいい句を詠む才能の持ち主だ。さあ、これで3人揃ったところで、活動を始めよう!

はんな 先生、秋から新しい部員って珍しいですね

林先生 さすがに鋭い! 実は放課後819俱楽部に、青山学院創立150周年を記念した俳句イベントに出演しないかって依頼がきて……

はんな まさか、受けちゃったんですか

林先生 (ペコ)

さとは せんせいぃ! 

まお えっ、イ、イベント?

はんな それで、どんなイベントなんですか?

説明しよう!

2024年、創立150周年を記念した「青山俳壇」の俳句イベントが2024年12月に開催されることになった。校友のフルーツポンチの村上健志さんのスケジュールを押さえたという話から、俳句×フルーツポンチの村上健志さん、であれば俳句バトル! ということで決まったイベントである。
開催1か月前に発表されるお題(兼題)を基に各人1句詠み、その句を使ってチームで対決をする。
なお、勝敗を決めるのは会場の観客と審査員(片山由美子先生と櫂未知子先生)である。

はんな ディベートはするんですか

林先生 いや、句の出来だけで決まる。フルーツポンチの村上健志さんに、君たち高等部生3人を率いてもらう

さとは で、先生は?

林先生 君たちと戦う

まお えっ!?

はんな えっ!?

林先生 先生チームとして、君たちの前に立ちはだかる!

さとは なにこの展開……

林先生 とはいえ、まだイベントまでは時間があるし、お題は発表になっていない。そこでだ、出演を要請している先生チームの教員と句会をし、俳句を詠む力を訓練しよう。兼題「秋風」1句と当季雑詠1句の計2句で句会を行う。来週までに2句詠んでくること

さとは 先生、当季雑詠って何ですか?

林先生 今の季節を何でも好きに詠んでいいよ、ってこと。今はちょうど秋だから。秋を詠むといい

こうして青山学院放課後819倶楽部の俱楽部員たちは、新たな部員を迎え、
呉越同舟、共同戦線ともいえる“怒涛の句会”が行われることとなったのである。

(次回に続く)

【次回】第20回 怒涛⇒