2秒間に全てを懸ける -飛込〈高等部・金子 舜汰さん〉
2019/04/18
地上10メートルの高さで、観客の視線を一身に受ける。飛び込み台に立った瞬間、「今日はいける」と直感することがあるという。台を蹴り上げてから水中までわずか2秒。「水中では無音、そこから這い上がった瞬間に聞こえる歓声が気持ちいい」と飛込の魅力を話す金子君。
これまで様々な大会で優秀な戦績を残してきたが、高2の時に体つきが変わり、結果が出なくなった時期もあったそう。その頃海外遠征があり、「身体やトレーニングについて研究したことで結果がついてくるようになり、自分を見直す良い機会になった」と振り返る。
今後については、「競技を続けつつ、勉学もがんばりたい。そしてペアで挑むシンクロナイズドダイビングの種目で東京2020オリンピックに出場したい」と遠くない夢を語ってくれた。
[Photo:七久保 一志]
青山学院高等部3年(現在、早稲田大学1年)
◆主な戦績
第92回日本選手権水泳競技大会 優勝(シンクロ高飛込)、
第10回アジア水泳選手権大会 準優勝(シンクロ高飛込)、
平成30年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会3位(3m飛板飛込)、
第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会優勝(3m飛板飛込、シンクロ3m飛板飛込) 他