Christianity キリスト教

青山学院の礼拝堂〈6〉 大学(青山キャンパス) ガウチャー記念礼拝堂

心穏やかに過ごせる場所

2001年に旧大学礼拝堂の跡地にガウチャー・メモリアル・ホール(13階建)が建てられ、私財を投じて草創期の青山学院を支えた牧師ジョン・F・ガウチャーを記念して命名されました。1・2階のガウチャー記念礼拝堂では毎日、礼拝が守られており、礼拝のほかに諸行事・式典、講演会、コンサートの会場としても利用されています。正面上には十字架が掲げられ、パイプオルガン(スイス製)が設置されています。

ガウチャー外観

 

旧大学礼拝堂について

旧大学礼拝堂は、関東大震災後に大講堂(旧中学部礼拝堂)として建てられ、中学部の体育や卒業式、また講演会等にも広く利用されていました。第二次世界大戦の際に災禍に遭ったことで、1949年に修復され、主に大学の講堂として使われるようになりました。その後は大学のキリスト教活動が盛んになるとともに、大学専用の礼拝堂として使用されることになりました。

講堂と礼拝堂

写真左が関東大震災後に建てられた大講堂、
写真右が大学専用の礼拝堂として使用するにあたり、1959年に改装工事が行われた大学礼拝堂。

 

旧大学礼拝堂

1984年3月、大学礼拝堂は新たにリニューアルされ、
当初は正面壁に聖句がありませんでしたが……

旧大学礼拝堂白

同年10月に聖句「ヨハネによる福音書3章16節」が表示されました。

聖書

For God so loved the world that He gave His only Son,
that whoever believes in Him should not perish but have eternal life.
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

 

旧大学礼拝堂は、1999年に取り壊されるまでの間、学生たちの癒しの空間となっていました。