2021女子ラグビーワールドカップ出場を目指して 青山学院大学のラガールたち
2019/10/18
ラグビーワールドカップ2019での日本代表の大活躍で、今まさにラグビー熱が高まっている日本。このスポーツの魅力に引きずり込まれた方は数多いことでしょう。全員で全力で点を取りに行く。それを全員で全力で防ぐ。「One For All, All For One」(一人はみんなのために、みんなは一人のために)という言葉の意味を実感したのではないでしょうか。難しいルールについても、テレビでは丁寧にテロップを入れて解説してくれるので、とてもわかりやすい。グラウンド外にも魅力があるようで、観客は決して対戦相手に野次や罵倒を浴びせることなどせず、相手の良いプレイには拍手を送るといいます。こんな素敵なスポーツがあったのかと、感動を覚えずにはいられません。
女子ラグビーでもワールドカップが行われており、2017年には、青山学院大学の現役選手がワールドカップ本戦に出場しました。現在は、当時最年少で出場した選手と、その予選大会に出場した2名も加わり、青山学院大学ラグビー部で、男子とともに練習に励んでいる3名の女子選手がいます。
江渕 まこと さん(4年) ポジション:プロップ
津久井 萌 さん(2年) ポジション:スクラムハーフ
小西 想羅 さん(2年) ポジション:フランカー、ナンバーエイト
女子を受け入れてくれる大学ラグビー部が少なく、幸い青山学院大学ラグビー部は受け入れることができ、男子を相手に、体が大きい外国の女子選手に対抗するための貴重な練習ができているとのことです。
3名は、2021年開催のワールドカップ出場を目標に、9月そして10月に行われた女子15人制合同合宿のメンバーにも選ばれ、2020年3月開催予定のワールドカップ・アジア予選の日本代表メンバー入りを目指しています。
10月16日、青山キャンパスにその3名の選手をお招きし、座談会を行いました。2017年の女子ワールドカップに出場した時の感想や、今行われている男子のワールドカップとのスケールの違い、ラグビーをはじめたきっかけや魅力、ポジションの適性などを伺い、ラグビーをプレイしているまたはこれからやろうとしている若い人たちに向けたメッセージをいただきました。
また、ワールドカップで日本男子が勝ち続けることでラグビーの良さを伝えている事実を認識し、同じように女子も強くなりたいという覚悟を感じたインタビューとなりました。
なお、男子は「ラガーマン」と呼ぶのに対し、女子は「ラガール」と呼ばれているそうです。日本のラガールたちの活躍に期待し、日本中で盛り上がればと願っています。
このインタビューの模様は、「青山学報」270号(2019年12月16日発行予定)に収録するほか、「アオガクプラス」でも公開いたします。
お楽しみに。
[Photo:片山よしお]