青山学院のステンドグラス〈6〉 大学 青山キャンパス
2021/03/22
ガウチャー記念礼拝堂の正面入口には「炎と十字架」が描かれたステンドグラスが設置されています。デザインは日建設計が担当し、制作は松本ステインドグラス製作所にお願いしました。ステンドグラスには、光の角度によって宝石のような光彩を放つオパールセントグラスが使用されており、礼拝堂ロビーに色鮮やかな輝きを落としています。
2001年、ガウチャー・メモリアル・ホールが完成した当初、ガウチャー記念礼拝堂入口に設置されていたステンドグラスは、現在とは異なるものでした。デザインを担当した日建設計の方に確認したところ「その頃としては目新しい、合わせガラスの中間膜にステンドグラス風の絵柄を特注印刷したものを設置しました」と、当時はステンドグラス風のガラスだったことをお話しくださいました。
2001年、ガウチャー記念礼拝堂入口
タイトル画像と比べるとステンドグラスの上部が短い
それではどのような経緯で現在のステンドグラスが設置されたのでしょうか。当時宗教センターで、ガウチャー記念礼拝堂の建設に関わった立花愼一大学学務部部長にお話を伺いました。
デザイン案のひとつ
一日も早くコロナが収束し、ガウチャー記念礼拝堂にて毎日の大学礼拝のほか、大学や学院の諸行事・式典、講演会、演奏会等が当たり前のように行われる日がくることを祈るばかりです。