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【祝】青山学院自衛消防隊、渋谷消防署の審査会で第1位の快挙

渋谷消防署 消防訓練審査会参加レポート

2022年9月9日金曜日、明治神宮にて「渋谷消防署自衛消防訓練審査会」が行われました。同審査会では東京消防庁渋谷消防署管轄の企業・団体が組織した「自衛消防隊」が一堂に会して日頃の訓練の成果を披露し、そのスキルとチームワークを競います。自衛消防技術を向上させることを目的として行われるこの審査会に、今年は全45隊が参加しました。わが青山学院からは総務部安全対策課員で構成された「自衛消防隊 男子隊」と、IVYCSの警備員からなる「自衛消防隊 警備隊」の2組がエントリー。在渋谷区の名だたる企業・団体がしのぎを削るなか、安全対策課の隊が「男子隊の部」で見事第1位を獲得。2007年の参加以来、初の快挙となりました。またIVYCSの警備隊も「警備隊の部」で第9位と大健闘の結果をおさめました。


審査会を終えたメンバー。前列左よりIVYCS警備隊の清川さん、柿崎さん、猿渡さん、後列左より安全対策課の原さん、大窪さん、青柳課長

毎年行われるこの審査会では、実際にどのようなことが行われているのでしょうか。詳しくご紹介していきましょう。

隊は3人編成。それぞれが「指揮者」「1番員」「2番員」の役割を担って消防活動の一連の動作を行います。

IVYCS警備隊の皆さん
それぞれの役割を演じ切ります

1隊あたりの時間はだいたい6~8分ほど。動きの一つひとつや掛け声、台詞はすべて審査会規定で決められていて、間違いや抜けなどがあると減点されます。そのほか隊員同士の連携動作スピード技術力消火器具の取り扱い等が総合的に評価されて点数がつけられます。

安全対策課自衛消防隊、栄光の第1位への道

「一連の動きや発する言葉を全部覚えなければいけないので、それなりの練習量は必要でした」と語ってくれたのは堂々の第1位に輝いた安全対策課の青柳課長。約1か月も前から人知れず訓練を重ねてこの日を迎えたのだとか。日頃の鍛錬が見事に実を結ぶ結果となりました。

この審査会は各企業・団体にとって若手の登竜門的な意味合いもあるのだそう。その年に入った新人がこの会をきっかけに防災の意識を高め、緊急時の動きや消防活動のノウハウを身につけていき、組織の安全に備えます。「来年からは若手職員に参加してもらいたいと思っています」(青柳課長)。

本番前の身だしなみチェックも
ぬかりなし!

常に青山学院の安全を守り、防災訓練や警備を担ってくださっている安全対策課とIVYCS警備隊の皆さんに改めて感謝するとともに、日頃の防災意識の大切さを感じました。

安全対策課の皆さんからコメントをいただきました

【指揮者】青栁 辰弥課長 
本来は研修の一環として、安全対策課のサポートのもと新入職員による出場を恒例としていた本審査会ですが、コロナ禍での開催や指導側としてのスキルメンテナンスの必要性も加味し、初めて課として出場しました。ある程度上位にいかねば…とは思いましたが、想像以上の結果でした。これを励みに、来年以降の新入職員への指導や学院全体の消防体制の向上にもますます力を入れていきたいと思います。
【一番員】大窪 孝之 
本学は2007年から自衛消防訓練審査会に出場しています。今回の審査会で本学のこれまでの審査会出場者は、男子隊、女子隊、警備員隊、相模原キャンパス所属の職員での自衛消防隊合わせて、約90名になりました。この90名の努力の積み重ねが、今回の審査会での結果に繋がったと強く思います。過去の審査会に携わった全ての皆様に心からお礼申し上げます。今回は初めて安全対策課員で男子隊を構成しました。通常業務で培ったメンバーシップも結果に大きく影響したと思います。今後も安全対策課一同力を合わせて、学院の安心と安全を担ってまいります。
【二番員】原 悠希 
審査会申し込み後に運営本部から送付された参考DVDには、正確な動きと大きな掛け声を発する姿があり、「ここまで仕上げられるのか」というのが正直な感想でした。
練習を重ねる中で、大人になってから新たなことに目標をもって真剣に取り組む新鮮さを感じつつも、学生時代の部活動に似た懐かしさを感じました。この経験で得た防災知識や技術を継承していけるようにこれからも邁進してまいります。
◆◇PICK UP自衛消防隊のユニフォームに注目◇◆

青山学院自衛消防隊のユニフォームは安全対策課の大窪さんが企画したもの。シンプルなグレーの上下で胸元と左腕には刺繍がほどこされています。安心感と実直さが感じられる一方で、ポケットの縁や袖口の裏などのポイントには迷彩柄がちらり。見えないところにそっとおしゃれを忍ばせるのが青山学院ならではの洗練されたセンスですね!