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明治神宮野球大会 念願の〈初〉優勝、おめでとう

2024年度東都大学野球秋季リーグで、優勝。勝ち点5という完全優勝(すべてのチームから勝ち点をとっての優勝)だった。
2023年春季から4季連続の優勝だ。

そして全国各地の大学野球リーグの秋季大会における勝者のみが参加して行われる明治神宮野球大会へ。

これまでの戦績を振り返ると、
春は東都大学野球リーグ戦で7回優勝し、続く全日本大学野球選手権で6度の日本一に輝いてきた。7分の6の確率で日本一の座を勝ち取っているのだ。

ところが、秋。東都大学野球リーグ戦で8回優勝しながら、続く明治神宮野球大会では、日本一の座は一度もつかめなかったという、悔しい、そして謎ともいえる歴史を抱えてきた。

これまでの青山学院大学硬式野球の歴史については、下記の記事をご覧ください。

※2023.6.30公開 年表をご覧ください

 

明治神宮野球大会2024

 11月22日 本学 2-1 福岡大学(九州三連盟)
 11月24日 本学 5-4 天理大学(関西五連盟第一)10回サヨナラ勝ち

勝ち進んできたものの、今大会、ドラフト1位指名でプロ野球の道へ進む佐々木泰主将が福岡大学戦で負傷し、その後は欠場。同じく西川史礁選手も9月に骨折した影響で、代打として出場。
主戦力がいない中、3年生が中心となって、決勝まで勝ち進んできた。
2試合とも1点差の接戦を勝ち上がってきた。ふと不安がよぎる。

そして迎えた11月25日、決勝戦。晴天。
初回、いきなり中田達也選手(3年)が満塁ホームランを放つ。この大会での決勝戦における満塁ホームランは史上初とのこと。その後、4番青山達史選手(1年)のタイムリー3塁打などで追加点を挙げ、わずか4安打ながらも7点を挙げた。中西聖輝選手(3年)をはじめとした投手陣も奮闘し、創価大学の追い上げを振り切り、明治神宮野球大会において9度目の挑戦にして初めて「優勝」の冠を戴いた。

 11月25日〈決勝〉 本学 7-3 創価大学

この結果、2024年の4冠を達成。4冠達成は史上5校目(6度目)とのこと。

試合後のインタビューで、佐々木主将は「4冠とったどー!」と天下を獲った喜びの声をあげた。
安藤寧則監督は、選手たち、特に4年生たちへの感謝の言葉を綴った。

本学にとって、念願の明治神宮大会初優勝、そして4冠達成。
選手たち、安藤監督をはじめとするスタッフの皆さん、マネージャーの皆さん、選手の保護者の皆様に、祝福を贈るとともに、謝意を伝えたい。
ありがとう。

青山学院創立150周年の記念の年を飾る、素晴らしい栄誉。

 

昨年の記事では「信念と情の教育者 安藤寧則」という項で安藤監督のことを語らせていただいた。
自らの意志で野球部の学生寮に選手と共に住み込み、練習後緩みがちな雰囲気を引き締め、早寝早起き、門限順守、整理整頓などを徹底させ、チームの一体感を作っていった静かなる闘将。
きっと今回の明治神宮野球大会での初優勝、4冠の達成という偉業にも、浮かれることなく、すでに来年に向けて新たに始動しているのだろう。
一人ひとりの選手のことを思いやり、野球に尽くす人物。
また、安藤監督にインタビューをしに行こう。
何を語ってくれるのか、楽しみだ。

これからも勝利の記録が続けば一番ありがたいのだが、
また来年も、勝ち負け関係なく、大学生たちの熱い、真剣な勝負を見たい。
“野球が好きで好きでしょうがない”姿を見せてほしい。

これからも、皆様のあたたかい応援をお願いいたします。

 


新たに追加となった年表記録 安藤監督就任後の記録でもある

 

明治神宮野球大会2024 PHOTO


決勝戦 大勢の人々がスタンドから声援を送った

優勝が決まった瞬間
左から堀田宣彌理事長、山本与志春院長、吉田幸夫氏(硬式野球部OBOG会長・ロス五輪日本代表)

学生たちの熱い応援

安藤監督、佐々木主将、中田選手のインタビューを見守る選手たち

〈協力〉
・大学政策・企画部大学広報課