Christianity キリスト教

青山学院の礼拝堂〈7〉 学院本部 チャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂

気持ちやすらぐ癒しの空間

チャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂があるベリーホール(学院本部棟)は、1931年に神学部校舎として建築されました。当時の神学部長アーサー・D・ベリー先生が関東大震災で倒壊した校舎建築に尽力された功績を讃えて命名されました。礼拝堂はチャールズ・オスカー・ミラー夫人の遺志による寄付金で建てられ、その名を冠しています。また、80年以上にわたり現役で活躍するパイプオルガン(1932年奉献・ドイツ製)が備えられています。

神学部聖歌隊

1936年頃のチャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂。
当時、正面の窓はステンドグラスではありませんでした。写真に写っているのは神学部聖歌隊。

 

歌のモデルとなったチャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂

チャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂はツタの絡まるチャペルとして、「学生時代」の歌の中に登場しています。「学生時代」は、青山学院高等部・大学出身の作曲家平岡精二さんが作詞・作曲し、青山学院女子中等部・女子高等部出身の歌手ペギー葉山さんが歌って大ヒットした曲です。

「青山学報」228号(2009年6月発行)に掲載された記事の中で、ペギーさんは「平岡さんは私がいつも重いかばんを抱えて、遅れそうになりながら宮益坂を上がったり下がったりすることも、私が2級先輩の憧れの上級生と肩を並べて通学していたことも良くご存知でした」と話され、そのときのことが歌詞の中に表現されていると語っています。

2009年3月、チャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂の前には「学生時代」の歌碑が建立され、除幕式が盛大に行われました。

学生時代歌碑

学生時代の歌碑。
後ろがチャールズ・オスカー・ミラー礼拝堂。